防災や旅行に使えるファーストエイドキットの中身(全22種)を大公開
今週のお題「わが家の防災対策」
台風や地震の被害が深刻ですが、防災に役立つ自作のファーストエイドキットを全公開します。旅行に出かける際、お子様と野外へお出かけの際も、このファーストエイドキットが一つあるだけで心強い味方。
ファーストエイドキットは、万が一に備えて僕が登山に行く際に必ず持ち歩いている道具の一つ、いろいろ中身を検討しながら今の構成になりました。少しでも皆様の防災対策に役立てばと思います。
入手困難なものではないので、ぜひ1セット作られるといいですよ。
今回はこんな方に読んで頂けると、きっと役に立つ内容となっています。
- ファーストエイドキットを知らない人。
- 防災対策を始めたい人。
- 安心できる救急グッズが知りたい人。
- 防災グッズの知識を深めたい人。
- 子供との野外活動にすぐ持っていける救急グッズを知りたい人。
最後まで読まれたら、防災対策の第一歩、けがの応急処置ができるグッズが理解できます。僕は実際に実用してますから、その辺の情報を適当にかき集めた記事とは、わけが違いますよ。
- ファーストエイドキットとは?
- ファーストエイドキットは災害になぜいいの?
- ファーストエイドキットの中身とは。
- ファーストエイドキットの中身(全22種)を詳細公開
- また、いつか準備しておこう!なんて思ってない?
- ファーストエイドキットは、日常的に使用して。
- まとめ
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ファーストエイドキットとは?
「ファーストエイドキット」とは、応急手当をするセットの事で、いろいろな解釈がありますが、
僕が言う「ファーストエイドキット」とは登山時の必需品。初心者であっても、山に慣れた上級者でも山に入る際は必ず持って行って欲しいものです。
登山中は普段の生活とは違い、予想できない危険に遭遇する事を知っておかなければなりません。山の中で起きたちょっとしたトラブルから、遭難、死に至ってしまうケースもあります。
滑って転んで怪我をしたり、普段と違う環境で体調が悪くなってしまう事も。靴底が剥がれて歩きにくくなる事もあります。そんな状況では帰るにも危険です。
山には病院はありません。すぐに助けを呼ぶ事ができません、そんな状況であっても応急処置をする道具のことを「ファーストエイドキット」と呼びます。
ファーストエイドキットは災害になぜいいの?
登山に持って行くだけあって、大きくてかさ張ると、荷物になってしまうため、必要最低限にコンパクトにまとめてあって、様々な事に応用が効くグッズの数々を厳選しています。
災害に例えると、大きな救急箱ではすぐに持ち出せません。さっと取り出してすぐに持ち運べるコンパクトさがあります。
また、すぐに救急隊が到着できなかったり、助けを呼べない環境かもしれません。そんな状況でも応急処置ができます。
ファーストエイドキットの中身とは。
それでは、肝心の中身をお見せします。外観はこんな感じです。ケースは赤くすぐ目立つカラーで、救急の象徴である十字のマーク。これはドイター(deuter)と言う登山用バックパックメーカーのケースです。横にあるボールペンと見比べても非常にコンパクトだとわかりますよね。
ケースは目立つ色であれば何でもいいですが、専用のケースがオススメです。中身の構造が考えれれて作られていますから。これは、数年前に買った物なので、現在は販売されていませんが、モデルチェンジした物があるので、そちらを参考にリンク貼っておきます。
中身を全て出すと、20種類の備品が入っています。こんなにも多くの物が入っているなんて想像できませんよね?これが登山用「ファーストエイドキット」の凄さです。
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ファーストエイドキットの中身(全22種)を詳細公開
1.包帯
包帯は衛生面も考慮して外部のパッケージが付いたものでコンパクトなサイズがおすすめです。お近くのドラッグストアにもあるかも?探してみて下さい。
僕は東海地方のドラッグストアとしては有名なゲンキーで購入しました。
日衛連さんに、包帯の使い方がわかりやすく説明してありましたのでリンクしておきます。参考にされて下さい。↓
http://www.jhpia.or.jp/pdf/news69.pdf
2.滅菌パッド
滅菌されたガーゼが個包装されています。大きめの傷の場合に使用出来ますので5枚程度入れておくと良いです。
3.三角巾
三角巾ですが、これは救急救護の基本アイテムです。様々な用途に使えますので、必ず入れておきましょう。
日本赤十字社のページに動画でわかりやすく使い方が説明されています。ぜひ参考にしてみて下さい。↓
4.消毒液
消毒液もいろいろ種類がありますが、コンパクトに収まるので、マキロンS(30mL)を使っています。子供の頃から、傷したらコレでした。(切傷、すり傷、さし傷、かき傷、靴ずれ、創傷面の殺菌・消毒など)
最近は、消毒をすると傷の治りが悪くなるなんていいますが、災害時などで怪我をして菌が入ってしまい二次感染を起こす可能性もあります。そういった状況なら使用した方がいいのです。
なかなか詳しい使い方って知らないものですが、発売元の第一三共ヘルスケアさんでは動画で丁寧な使い方の説明がされています。参考ください。↓
5.ピンセット
こちらは、ガーゼを使用したり、傷口を直接手で触れると菌が入ってしまわないように使用したり、細かいものを扱う場合に便利です。100均でも売っていますが、ポイントは、必ずステンレス製の物を選んで下さい。
メッキした物が以前売っていたのを見かけたので、メッキ製は長期保存で錆びてしまう可能性があります。
6.安全ピン
意外なものが、この安全ピンです。安全ピンは山で服が破れてしまった時に繋いだり、応急処置ができるので便利ですよ。先を火で炙って滅菌したら、トゲ抜きに使えたり。
何かのタグを付けておくにも便利です。テープでは簡単に取れてしまう場面でも確実に固定ができます。
写真のように1つの安全ピンに何本も通してまとめておくと、バラバラにならずに管理できます。こちらも必ずステンレス製を選んで下さい。
7.防水マッチ
これは、本当最後の手段ですが、明かりを得たり、火を使う場合に必要となります。停電でもできるだけライトを使った明かりで済ませるようにして下さい。
昔は、災害時の明かりにローソクなんて話もありましたが、スマホがライトになったり工夫すれば電気の明かりを得る事はできます。
火災を起こしてしまいかねませんので、火の取り扱いには十分注意して下さい。
防水マッチとは、アウトドア用に作られていて雨や雪がマッチについても拭けば使用できてしまうという優れものです。
僕は、モンベル(アウトドアブランド)で購入しています。専用のケースに入っていて収納がしやすく便利です。モンベル ウォータープルーフマッチ
アマゾンでは販売されていないようですので、購入の際はお近くのモンベルショップかオンラインショップでの購入をオススメします。
モンベル店舗情報 → モンベル | 店舗情報
モンベルオンラインシショップ → モンベル | オンラインショップ
8.ポケトーチ
上記のウォータープルーフマッチに付随して、使い捨てライターを小型のバーナーにしてしまう優れものです。風でライターやマッチが使えない場面でも着火する事ができます。
SOTOと言うアウトドア用品のブランド名で、バーナーメーカーの新富士バーナーさんが製造しています。なぜこんなに火が重要かと言うと、体温低下が一番体力を奪ってしまったり、免疫力低下を促してしまうので、火を使って体を温めたり料理をするのに必要だからです。
ただし、何度も言いますが、火災を起こしてしまいかねませんので、火の取り扱いには十分注意して下さい。
9.十得ナイフ
これは、小学生の頃、父親から誕生日プレゼントでもらった物です。子供にナイフなんて・・。と思いますが、刃物は危ない面もありますが、それを知って、いかに使いこなすかです。
これで、鉛筆削りを何度も練習して、何度も指を切りました。今の小学生は鉛筆削なんて小刀でやらないそうです。時代ですね・・。
もらった当初は「これはスイスの兵隊さんが持ってる、便利なナイフなんだぞ」って言われて、よくわからんけど凄そう!っと思ったのを覚えています。
確かにこれはビクトリノックスと言うスイスの刃物メーカーが作っていて、「アーミーナイフ」の名称で軍隊採用されています。
様々な種類がありますが、「十得」とは10種類と決まったわけではないですが、ナイフだけでなく、ハサミやノコギリ、缶切り、ドライバーなど様々なツールが、コンパクトに収納されています。
物を切ると言う作業は以外と道具がないと出来ないものです。1本持っておくと良いですよ。男性は、必ず男心くすぐられるはずですが、必要最低限のツールがついた物をオススメします。
10.テーピング(運動用)
運動、スポーツをされる方はご存知かもしれませんが、体の動きをサポートするテープです。捻挫をしてしまった時などのサポートなど。その効果だけでなく、粘着性が良いので物を補修したりにも使え、汎用性があります。
11.テーピング(医療用)
こちらは、先ほどの運動用とは違い医療用です。肌に触れた時のカブレにくさなどを考慮した粘着剤が使われているので、包帯やガーゼの固定に使用します。
奥さんが看護師をしていますが、この3Mのサージカルテープはカブレが少ないそうです。実際に怪我をした時に僕も使用した事がありますが、アトピー性の敏感肌ですが痒くはならなかったです。
この辺は実際に試されるのがベストでしょうね。
12.常備薬
これは、ご自身の病気や体質によっていろいろ内容が変わってきますが、日常的に飲んでいる必要がある薬は必ず入れておきましょう。あとは、頭痛薬や腹痛の薬。頭痛薬は痛め止めの効果がありますし、
持っているだけで、不安を取り除いたり、気分をよくする効果があるので。腹痛の薬は、昔から「百草丸」と言う信州に古来から伝わる生薬です。これは良く効きますので、僕のように胃腸が弱い方にはぜひオススメ。
薬なので、用法容量を守って、医師と相談の元、使用下さいね。
13.ハサミ
切るといえばナイフが入っていますが、ハサミがあると包帯を切ったりテープを切るときに便利、僕は先が丸くなっている安全で小さなハサミ(通称:鼻毛切りバサミと呼んでいます。)を入れています。これも錆びないようにステンレス製。
14.サバイバルシート(エマージェンシーブランケット)
サバイバルシートとか、エマージェンシーブランケットとか、いろいろ呼び方があるようですが、キラキラしたアルミ蒸着のシートです。これは、緊急時の防寒用です。
体温低下は、体力低下になるので防寒は必須。薄いシートですがとても保温性が高いです。遭難した際や、怪我をした人を包んで暖かくしてあげます。
実際に救急救護の場面でも使用される事がありますよ。
15.医療用手袋(使い捨て)
傷口に直接触れないように、また血液が付着して救護する側の人が感染症を起こさないためにも必要です。2〜3セットを個別にパッキングすると良いです。
16.綿棒
消毒液をつけたり、細かいところに何かと便利ですので、少量ですがパッキングしておく事をオススメします。
17.ポイズンリムーバー
これは、登山用ですが、蜂に刺されとか、蛇に噛まれたとかに、注射器の逆の原理で真空状態を作り、毒を吸い出します。応急処置を行う道具ですが、蚊に刺された時に使用すると治りが良いです。一家に1個あると良いですよ。
18.虫刺され薬(軟膏タイプ)
上記のポイズンリムーバーと合わせて用意があると良いですね。かゆみや痛みを緩和してくれます。ムヒアルファEXは今まで使った中でベストですね。かゆみが治りやすいです。
19.バンドエイド
これは、定番ですね。皆さんご存知ですよね。説明はいらないでしょう。傷口を保護してくれます。
20.小型ペンライト
コンパクトに収納できて明るさを確保出来ますので、夜は重宝します。LEDで明るいのがあるので、そういった物を選択しましょう。できれば屋外で使うので防水タイプがオススメです。
充電式もありますが、必ず電池式を選択下さい。予備の電池があれば長く使えます。充電式だと充電できる環境にない場合があります。むしろそういう場面での使用ですので。
21.予備の電池(ペンライト用)
ペンライト用の予備電池を数本入れておきましょう。予備がないと長時間使用出来ませんから。重要ですよ。
22.ウェットティッシュ
ウェットティッシュは水がなくても使用できます。体を拭いたり、テーブルを拭いたり色々出来ますので入れておくと便利です。これ一つで気分が良くなる事もありますからね。
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また、いつか準備しておこう!なんて思ってない?
これまで読んでみて、「あぁ勉強になった。また今度準備しとけばいっかな?」って思ってないですよね?
思い立ったら、エンジンがかかった瞬間に行動を起こさないとダメですよ。災害はいつ起こるかわかりませんし、あの時準備しとけば・・・。なんて思うかもですよ。
今やっておけば、ひと安心できるんですから、自分でアイテムを選んでオリジナルの「ファーストエイドキット」構成してみて下さいね。
作るうちに発見できて改善できる事こそ知識ですよ。あなたの「ファーストエイドキット」は誰か別の人を救う可能性だってあるのですから。
ファーストエイドキットは、日常的に使用して。
旅行に行く際には、万が一って事はそれほどないですが、コンパクトなキットなので、車や旅行カバンに入れておけば、安心間違いなし。お守りのような物ですね。
僕は子供と、郊外の公園へ行ったり、家族で旅行へ行く際は必ず持っていきます。ちょっとした、すり傷やなんかでもすぐに対応できるし、自分や家族に合った薬なんかも旅先では必需品ですからね。
日常的に使用していれば、どこに置いてあるかが自然とわかるでしょう。いざという時忘れませんよ。
まとめ
いかがでしたか?ファーストエイドキットの中身を全てを紹介してたら長文になってしまい申し訳ありません。
災害時には、とても役立つ道具となるはずです。ご自分に合ったものを選択して、ぜひあなたもオリジナルのファーストエイドキットを作ってみて下さい。
以上、ともぞーでした。
宜しければ、読者登録お願いします!
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